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かきは軟体動物の二枚貝類です。ハマグリやアサリのように二枚の貝殻をもっていますが、海底の砂や泥のなかに潜って呼吸をしている貝類などと違って、岩などにセメント質で固着するため左右の殻が同じではありません。一枚は大きくて深くくぼんでいますが、もう一枚は少し小さく平らです。

広島など瀬戸内海で養殖されているかきは、ほとんどがマガキ(イタボガキ科、英名でJapanese oyster)です。

 

ご存知のようにかきは、たいへん栄養価が高く、良質なたんぱく質をはじめビタミン、とくに他の水産物に少ないB2が多く含まれています。カルシウム、鉄などのミネラル、疲労回復に良いといわれているグリコーゲン、血液中のコレステロール値の上昇をおさえ脳のホルモンの活性化にいいとされるタウリン、他アミノ酸などを豊富に含んでいます。まさに「海のミルク」と言われている、体にとってとても良い食材ですね。

体の構造

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左の写真は、二枚ある貝殻の平な方を取り除いた状態です。ハーフシェルとも呼ばれています。アサリなどと違ってかきは貝柱が1つしかありません。一般的なむき身の状態で貝柱などが見えますが、えら、口、胃、腸、心臓などもあります。えらから海水を吸い込んで、この中に浮かんでいる植物プランクトンを摂取します。一日中ほとんど休まず食事をしているそうですのでかなりの大食いですね。

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